2020年9月2日水曜日

© All About, Inc. 戸締まりをしたり、網戸をしているのに、いつの間にかゴキブリや蚊、コバエなどの虫が部屋の中にいることはないでしょうか? 意外な虫の侵入経路、それを防ぐための対策をご紹介します。

網戸をしているのに部屋に蚊が?

「網戸をしていれば、虫は入ってこないから大丈夫」と思うかもしれませんが、油断大敵です!
窓周りの商品を扱うYKK APのサイトによると、窓と網戸の配置によっては、蚊やコバエなどの小さな虫が入ってくる可能性があるとのこと。窓が全開になっている、もしくは室内側の手前の窓(右側の窓)が半開になっているのであれば、窓と網戸の間に隙間ができず、虫は侵入することができません。
ただし、室外側の奥の窓(左側の窓)が半開になっていると、隙間ができて虫が入ってきてしまうことがあるそう。
また、網戸は長く使っていると、劣化してきます。穴や傷ができてしまったり、網戸と窓の隙間をふさぐ「モヘア」と呼ばれる房状のものが傷んでしまうと、虫の侵入を許してしまいます。ホームセンターやネットショップなどでは、網戸補修用のシールやテープが販売されています。定期的に点検をして、気づいたときには早めに直しておきましょう。

室内に置いていた観葉植物に虫!?

室内に置いてある観葉植物。虫がつくはずがないと考えるかもしれませんが、購入してきた時点で虫やその卵が潜んでいることがあります。また、たまには日に当てようと短時間でも屋外に出した際に虫がついてきてしまうことがあります。
観葉植物につきやすいのがコバエ。腐った食べ物などに発生するイメージがあるかもしれませんが、観葉植物に使われる有機用土や肥料、受け皿に溜まった水に卵を産み、繁殖するコバエがいます。
土の表面に卵を産みつけるので、上部を無機質用土(赤玉土、バーミキュライトなど)に変えましょう。また、水をあげたあと、受け皿に水を残さないようにしておくのもポイントです。

段ボールを置きっぱなしにしていたら……

ネットショッピングで買い物をすることが増えた人も多いと思いますが、注文した商品が入っていた段ボールがゴキブリの侵入経路になっていることがあります。
保温性と適度な隙間のある段ボールは、ゴキブリにとって居心地のいい場所。荷物が配達される前に置かれていた倉庫などで、段ボールにゴキブリやその卵がつき、そのまま家に届けられてしまう可能性も。
段ボールは荷物を取り出したら、室内に置きっぱなしにせず、できるだけ早く捨てることが大切です。

保存していた食品に、虫が湧いている!?

部屋の中で2~3mm程度の小さな茶色い虫が歩いているのを見たことはないでしょうか。小麦粉や麺類、お菓子、乾物、香辛料など、あらゆる食品を食べる「シバンムシ」という害虫です。
シバンムシはごく小さな虫なので、食品などに潜り込み、室内に入ってきます。開封後の食品や食品クズはもちろん、未開封の包装をかじって入り込み、繁殖することも。一般的な殺虫剤で処理できますが、大量に発生した場合はくん煙剤などを使用します。
なお、シバンムシ自体は人間を刺したり、病原体を媒介することはなく、万が一食べてしまっても食中毒を起こすようなことはありません。
ただし、シバンムシが発生すると、それに寄生するシバンムシアリガタバチも発生することがあります。体長2mmほどでアリのような見た目をしていますが、人を刺し、傷みや腫れ、かゆみを引き起こすことも。シバンムシを見つけたら、早めに駆除をすることをおすすめします。

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