2020年9月2日水曜日

 大型で非常に強い台風9号は2日夕、九州北部に接近し、長崎県西方沖を北上した。3日未明に朝鮮半島に上陸する見込み。気象庁は九州では暴風や高波、高潮、大雨に厳重に警戒するよう呼び掛けた。四国や東海も大雨に警戒が必要。
 一方、台風10号はマリアナ諸島近海にあり、6日午後から7日にかけて九州に上陸するか、九州西方の東シナ海を北上する可能性が高い。西日本は大荒れになるとみられ、気象庁は早めに備えるよう勧めている。
 3日にかけての最大瞬間風速は九州北部50メートル、九州南部と四国35メートル、奄美30メートル。波の高さは九州北部12メートル、九州南部9メートル、奄美8メートル、四国5メートル。
 3日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、四国300ミリ、東海250ミリ、九州北部200ミリ、九州南部180ミリ。その後、四国と東海の4日午後6時までの同雨量は50~100ミリ。
 9号は2日午後4時、長崎県五島市の西約120キロの海上を時速25キロで北北東へ進んだ。中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速45メートル、最大瞬間風速60メートル。半径200キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、半径500キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
 10号は2日午後3時、マリアナ諸島近海を時速15キロで西へ進んだ。中心気圧は990ヘクトパスカル、最大風速25メートル、最大瞬間風速35メートル。半径330キロ以内が強風域。

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