7月場所で豊昇龍は東十両6枚目で10勝。優勝決定戦で敗退も、初土俵から15場所で昇進し、十両は4場所で通過した。目標にしていた朝青龍の初土俵から12場所、十両2場所通過には及ばなかったものの、十分にスピード出世といえる。
師匠の立浪親方(51)=元小結旭豊=は「常におじさんのカゲを追っていますから。私は怖い存在ではないけど、おじさんが怖いからいいんじゃないですか?」とニヤリ。師匠が朝青龍にメールで報告したところ、「おめでとう」とのみ返信があったという。
豊昇龍が最近、おじさんに褒められたのは昨年秋場所後に十両へ昇進したときだけ。「まだまだ怖いですね。(連絡は)負けたときは来るけど勝ったときはないです。褒めてくれるようになりたい」と明かす。
さらに朝青龍は自身のツイッターでも、「戦うなら殺すつもりで行け!! 出来ないならちゃんこ番やれ!!」と過激なエールを送るなど、甥っ子にとことん厳しい。
まるで昭和のスポ魂ドラマのような師弟関係を、21歳の若者が発奮材料にしているのだから、さすがのDNAというべきか。
豊昇龍は「おじさんの動画を見ると、ワクワクして体が熱くなる。この人みたいになりたいという気持ちがあったから、自分はここにいると思う」と心酔。
朝青龍は新入幕からわずか2年で横綱に駆け上がったが、おじさんに負けない大暴れで話題を振りまいてもらいたいものだ。 (塚沢健太郎)
0 件のコメント:
コメントを投稿