トイレのタンク上に棚収納を
トイレ用品の収納場所として、棚もなければ手洗いカウンターもないというときには、賃貸住宅でもできる「突っ張り式の棚」をセットするというのが最も簡単な対策です。収納環境プランナー 尾山 敬子さんは、実用的な棚の存在をカフェカーテンで隠すことで、インテリアも整えています。
DIYが得意な人は棚を取り付けてもいいでしょう。タンク上のスペースが空いているので、そこが収納場所としてうってつけです。
片づく収納プランナー みのわ かなみさんは、トイレットペーパーをすぐ交換できるように、お気に入りのバスケットを使用して床にスタンバイさせているそうです。トイレのタンク上には棚板を1枚取り付けて、インテリアに馴染むカゴの中にトイレ用品のストックを収納しています。
手洗い器の下を整理された収納スペースに
お掃除の資格のクリンネスト講師 にでがわ ひろよさんの家には、トイレが2カ所あります。リビングダイニングのある1階のほうは、来客時にも使えるように手洗い器をしつらえたスペース。新型コロナウイルス感染予防のために、手拭き用のタオルをペーパーに切り替えて、ホルダーを壁に付けたそうです。窓のあるアクセントウォールが映えるように、収納場所は手洗い器の下の奥行きの浅い棚だけ。そこにトイレットペーパーのストックをすぐに取り出せるように並べてぎっしりと詰めています。
トイレに備えておきたいモノをミニマムに
にでがわさん宅にある2階のトイレは家族が使う場所で、こちらには収納がありません。そこで、消臭スプレーと洗浄剤、クリーナーシート、そしてトイレットペーパーを備えておきたい最低限のアイテムとして選び、ケースにまとめて収納しています。さらにコの字ラックを使って床から浮かせているので、隅々まで掃除が行き届くのだそうです。
インテリアを整えることも忘れたくない
消臭、除菌をし、また埃のない清潔でクリーンな状態に保ちたいのがトイレです。必要なモノがしまえる収納を備えておくのも大切ですが、インテリアとして整えることも忘れたくありません。お気に入りのファブリックボードや絵を飾りつつ、トイレ用品をカゴにさりげなく入れて備える方法もあります。
トイレの収納アイテムは小物選びがポイント
「基本は隠す収納なのですが、すぐに使いたいモノは出しておくと便利です」という、片づく収納プランナー はやし あきさん。100円ショップにあるカゴと、人気の高いメーカー商品との組み合わせが素敵です。北欧風の優しいインテリアになじむ、価格差コーディネートのセンスが参考になります。にでがわさん宅のように窓のあるトイレでは、窓枠も片付ける場所として使えます。たった10cm程の奥行きですが、クリーナーシートが置けます。収納ケースのフタの素材と形状にもこだわってみましょう。
トイレは狭いからこそ個性が光る
トイレが片付かないのは収納がないからだと悩んでいる人は多いことでしょう。そんな困りごとを逆手にとると、トイレにインテリアの要素を取り入れるアイデアへとつながります。整理収納アドバイザー 吉田 章子さんは、「片づく古民家」をテーマに暮らしを楽しんでいます。
トイレットペーパーの色や柄は、ベーシックな白から、花柄、子どもの好きなキャラクターまで様々ありますが、インテリアを考えながら商品を選び、見せる収納にするのも一案です。
また、スプレー容器を白で統一したり、ナチュラルなバスケットを使って片付けたりと、リビングダイニングのインテリアを練るときのように、トイレのイメージアップに注力しましょう。
片付いているトイレは明るくて清潔です。トイレをわが家らしい空間に整えて、日常のお手入れが行き届く場所にしていきたいですね
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