2020年8月20日木曜日

感染者多い地域の高齢者施設・医療機関に勤務する人は「無症状でも積極的に検査を」

 厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染者が多数出ている地域の高齢者施設や医療機関で働く人などに対し、施設内で感染者が出ていなくても積極的に検査を受けるよう促す通知を都道府県などに出した。通知は18日付。 同省は、感染症法に基づき、公費で検査を受けられる対象には、感染の疑いがある人のほか、濃厚接触者など「感染を疑うに足りる正当な理由がある」と保健所長が判断した人も含まれるとしている。
 通知では「感染を疑うに足りる正当な理由がある人」について、感染者が多く出ている地域の医療機関や高齢者施設の従事者、こうした施設の入院患者や入所者も該当すると明示。症状の有無や、施設内で感染者が出たかどうかにかかわらず、積極的に検査を受けられるようにした。
 同省は「高齢者や病院に入院している患者は、感染すると重症化するリスクが高く、施設内で感染が広がると影響も大きい。積極的に検査をしてほしい」としている。

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