2020年8月7日金曜日

 

「夫婦の関係は相手があるから思うようにはならない」と、夫婦関係を放置状態にしていませんか? 夫婦関係は放置すれば劣化していきますから、日々メンテナンスが必要です。目標を定め、努力し、少しずつ良い方向に変えていくことで、長い間円満で楽しい関係を維持することができます。ぜひ、「夫婦関係の目標」を定めてみましょう。

と、先日このようなお話をしたところ、さっそく「浮気されない妻になるという目標を定めたものの、どうしていいかわかりません」というご相談をいただきました。

最近は「され妻」という言葉まで出てきているようですが(され妻とは、浮気をされる妻のこと)、たしかに、され妻には一定の特徴があります。

そこで「浮気されやすい妻の特徴」をご紹介し、そうならないための「目標」を立てていただくヒントをご提供したいと思います。

1:「感謝」を忘れた、要求の多い妻

人が自分の存在に意義を見出し、自分の価値を実感できるのは「誰かの役に立ったとき」だとよくいいます。誰かの役に立ち「ありがとう」と言われるときに喜びを感じるのは、老若男女を問わず同じです。そして、その傾向が最も強いのが家族を持っている男性なのです。

「妻を、子供を守りたい」「家族のために頑張らなくちゃ」という気持ちが人一倍強いため、外で頑張って働いてきた努力を、家族に認めてもらいたい、感謝されたいという欲求もかなり大きいです。

そんな夫たちが最も不満に思うのは「感謝してくれない妻」。家の外での頑張りを認めてくれないどころか、家事分担や子育てへの参加が少ないと要求してくる。自分の事は棚に上げ、「妻への感謝がない」と文句を言う妻に対しては、愛情が冷めるのもあっという間です。

心の中でだけでなく、必ず相手に伝わるように感謝の気持ちをしっかり表現しましょう。夫に対して「当然!」という高飛車な気持ちは捨て去りましょう。

2:「子ども至上主義」な妻

周囲に対して「指導者的存在でありたい」「尊敬されたい」と思うのも男性の特徴です。「世の中全部とは言わないが、せめて自分の家庭ぐらいは自分中心にまわってほしい」と多くの男性が心の中では思っています。

実際、一昔前の日本はそうでした。そんな男性にとっての身近なライバルは「自分の子ども」。なぜなら、家庭を子ども中心で決めてしまいがちな妻が多いからです。

日々の生活時間帯や休日の過ごし方、あるいは食事のメニューやお出かけ先、自家用車の選択から家の間取りまで、気が付くと万事「子ども優先」。そして妻の言動までもがだんな様よりも子どもを優先し、子どもに合わせることを旦那様に強制したり、だんな様が家族の話題に加われないなどの状況があるようなら要注意。

だんな様が「うちの嫁はつまらない」「家に帰りたくない」「家に帰ってもつまらない」と思う気持ちが、浮気を生む第一歩です。

3:「勘違いナチュラル」妻

ファッションやライフスタイルにおいて、自然体、ナチュラルであることを大事にする方もいます。ワードローブはオーガニックな繊維を使ったものや生成りを中心とした自然な色。体を締め付けないゆったりとしたシルエットのものがあります。

しかし、この「ナチュラル」をおしゃれに実行するのは実は簡単ではありません。配色やシルエット、微妙な着崩しのこなれ感は一歩間違うと「老け色」「ゆるんだ体型隠し」「だらしないシルエット」になりがちです。

メイクも、薄化粧のナチュラルメイクほど、時間も手間もかかり、微妙なテクニックが必要です。自分の単なる手抜きを「自然体」と称しているようでは、美しくなろうとする努力を放棄したのと同じ。女性ならではの可憐さ、色気から、どんどん無縁になっていきます。だんな様はいくつになっても妻に女性的な魅力を求めていることを忘れないようにしましょう。

4:デキすぎる「完璧妻」

家事も完璧、子育ても順調、仕事もバリバリこなすスーパーウーマンなのに、だんな様が浮気に走る例があります。その理由は妻が「完璧すぎる」こと。

妻をリードして主導権を握りたい、妻から頼られたいだんな様にとって、デキすぎる妻はかえって負担に思うもの。何でも妻が1人でできてしまうと、自分が活躍できる場面がなくなり、家庭内で居心地が悪くなってしまいます。賢い妻は、そのあたりを配慮して、自分でできることでもわざといくつかはだんな様に残しておき、活躍できる場を演出しています。

だんな様が頼まれた手仕事をいそいそと行い「やっぱり、こういうのは男の方が得意だよな」と嬉しそうに自慢するのを見て「そうねぇ。あなたがやってくれて助かったわ」とニッコリほほ笑むシーンを作り出すのも上級妻のテクニック。

だんな様が存在場所を失うほどの「完璧な妻」になるのは、避けたほうが無難です。ときには天然な部分、ドジな部分など「抜けた」部分も作っておきましょう。これに関する詳しいことは、私の著書『夫婦の「幸せ循環」を呼ぶ秘訣 』(講談社)に書きました。

5:不変不動のマンネリ妻

「夫婦関係はいつも変わらない安心・安定が一番」と思っている方……。どんな組織においても安定はひそかな衰退につながっています。夫婦関係もおなじこと。「いつも通り」では、いつの間にか夫婦関係はマンネリでつまらないものになってしまいます。

それを避けるためには、常に「意外性」「新しいこと」を夫婦関係にもちこむことが大切。旬の話題、新しい食べ物、ファッションや日用品など、上手に「刺激」をとりこまないと、だんな様の心は「刺激」をもとめて家庭の外へ向かいがちになります。ぜひ、自分がわくわくすること、だんな様がときめくようなスパイスを、夫婦の日常にぜひ取り入れましょう。

家庭がつまらない、帰りたくない、妻との会話がつまらない、妻に魅力を感じないことがだんな様の「よそ見」につながり、これが浮気の第一歩。ぜひ、魅力的な妻、魅力的な家庭作りを心がけてくださいね。

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