【ワシントン時事】米ワシントン大の保健指標評価研究所(IHME)は6日、新型コロナウイルスによる米国の死者が、12月1日までに累計で29万5000人余りに上るとする予想を新たに公表した。また、7月時点で約22万4000人としていた11月1日までの死者数予想を25万人強に上方修正した。
米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計によると、米国の感染者数は6日時点で約487万人、死者は約16万人でいずれも世界最多。IHMEの見通しでは、1日当たりの死者数は10月初めごろまで現在と大きく変わらない1000人前後で推移した後、増加に転じ、12月までに1800人を超える。
IHMEは一方、感染防止のためのマスク着用をさらに徹底すれば、12月初めの時点で1日当たりの死者数が800人弱にとどまると予想。死者数累計も、約6万7000人少ない22万8000人程度に抑えられると推計している。
米国では6月下旬以降、南部と西部を中心に感染者が急増し、減少傾向にあった1日当たりの死者数も増加に転じた。ロイター通信によると、米政府のバークス新型コロナ対策調整官は5日、メリーランド州ボルティモアやジョージア州アトランタなどで、感染拡大が「極めて高い水準にある」と警鐘を鳴らした
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