2020年8月7日金曜日

 

新型コロナウイルスが流行する中で学校を再開する米政府方針に抗議する人々=3日、ニューヨーク(EPA時事)© 時事通信 提供 新型コロナウイルスが流行する中で学校を再開する米政府方針に抗議する人々=3日、ニューヨーク(EPA時事)

 【ワシントン時事】米ワシントン大の保健指標評価研究所(IHME)は6日、新型コロナウイルスによる米国の死者が、12月1日までに累計で29万5000人余りに上るとする予想を新たに公表した。また、7月時点で約22万4000人としていた11月1日までの死者数予想を25万人強に上方修正した。

 米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター(CSSE)の集計によると、米国の感染者数は6日時点で約487万人、死者は約16万人でいずれも世界最多。IHMEの見通しでは、1日当たりの死者数は10月初めごろまで現在と大きく変わらない1000人前後で推移した後、増加に転じ、12月までに1800人を超える。

 IHMEは一方、感染防止のためのマスク着用をさらに徹底すれば、12月初めの時点で1日当たりの死者数が800人弱にとどまると予想。死者数累計も、約6万7000人少ない22万8000人程度に抑えられると推計している。

 米国では6月下旬以降、南部と西部を中心に感染者が急増し、減少傾向にあった1日当たりの死者数も増加に転じた。ロイター通信によると、米政府のバークス新型コロナ対策調整官は5日、メリーランド州ボルティモアやジョージア州アトランタなどで、感染拡大が「極めて高い水準にある」と警鐘を鳴らした

0 件のコメント:

コメントを投稿