2020年8月7日金曜日

 

厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影

© 毎日新聞 提供 厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影

 厚生労働省は7日、戦後75年となる今月15日の全国戦没者追悼式の詳細を発表し新型コロナウイルスの影響で、19府県の遺族代表が欠席することを明らかにした。昨年は参列者が約6200人だったが、遺族や来賓などの参列者は過去最少の約600人となる予定で今後も参列者が減少する可能性があるという。

 厚労省によると、新型コロナ対策として、参列者の座席間隔を確保し、来賓や各都道府県の遺族代表の参列者数の上限を20人に絞り込み、最大で1400人程度で行う予定だった。

 しかし7日時点で遺族の参列者は19府県が不参加で合計は274人だった。一方、16道府県は参列する予定だが、それぞれ10人以下となる見込み。上限の20人を予定するのは東京都、埼玉、香川の両県だけだった。

 今年は全参列者にマスクの着用や事前の検温、手指消毒の徹底を要請し、国歌斉唱は行わず、奏楽のみとする。参列できない人のためにインターネット中継も初めて実施する予定。

 遺族が欠席する19府県は▽青森▽宮城▽秋田▽山形▽富山▽福井▽三重▽大阪▽兵庫▽和歌山▽鳥取▽島根▽愛媛▽長崎▽熊本▽大分▽宮崎▽鹿児島▽沖縄――となっている。【村田拓也】

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