空港の女性検査員ら76人感染、陽性率は10%超…愛知
愛知県内では27日、新たに25市町で10~60歳代の76人の感染が確認された。26日までの7日間で、平均新規感染者数は65・1人、平均入院患者数は327・6人に上り、陽性率は12・5%と初めて10%を超えた。
名古屋市で確認された36人のうち1人は尾張地区にある県立高校(定時制)の男子生徒で、同校は27~29日を臨時休校とした。また、3人はクラスター(感染集団)が発生し、計80人近い感染者が出ている中区のカラオケバーと会員制クラブとは別の店の客らだった。市によると、市内の健康観察対象者は過去最多の1100人となった。
岡崎市は過去最多の5人の感染を発表し、40歳代の女性と10歳代の男性は、会員制クラブの客と接触のあった男性の家族という。
今月に入り急増した感染者は大半が若年層だが、40歳代以上も164人(約25%)確認されている。26日時点で肺炎などの症状のある「中等症」は21人、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO )が必要な「重症」は3人となっている。
中部国際空港会社はこの日、国際線の保安検査を担当する女性検査員の感染を発表。また、愛知工業大と名古屋工業大は、20歳代の学生各1人が感染したと明らかにした。
一方、名古屋市の河村たかし市長はこの日夕、中区錦3丁目の飲食店などを訪れ、従業員や客らにチラシを配りながら、感染防止対策の徹底を呼びかけた。
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