2020年7月28日火曜日

コロナとインフル、同時判定できる抗原検査キット…鼻の粘液使い30分程度で

検査試薬メーカー「富士レビオ」(東京)は27日、抗原検査キットを使って、新型コロナとインフルエンザのウイルスへの感染の有無を30分程度で同時に判定することが可能になったと発表した。医療機関ですぐに利用でき、インフルエンザの患者が増える秋から冬にかけて、効率的に検査を行えるようになる。
 同社は新型コロナ、インフルエンザそれぞれに、小型のキットを開発しており、医療機関などで既に活用されている。いずれも、採取した鼻の奥の粘液を処理液に混ぜてキットに垂らし、判定する仕組みだ。
 新型コロナの処理液がインフルエンザにも併用できることを確認した。二つのキットに数滴ずつ垂らせば、同時に感染の有無を調べられる。検査用の粘液の採取が一度で済むので、患者の負担が軽くなり、医療従事者が感染する恐れも減る。

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