2020年7月28日火曜日

クレジットカードで不正に決済する際に使っていた会計伝票。数十万円のものをあらかじめ何枚も用意していたという=2020年7月28日、警視庁麻布署、岩田恵実撮影© 朝日新聞社 クレジットカードで不正に決済する際に使っていた会計伝票。数十万円のものをあらかじめ何枚も用意していたという=2020年7月28日、警視庁麻布署、岩田恵実撮影  経営する東京・六本木のバーで英国籍の観光客から料金をぼったくったとして、警視庁は、バングラデシュ国籍の住所不詳、会社役員ホッセン・リアット容疑者(40)を電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで逮捕し、28日発表した。従業員だった中国籍の女(25)と日本人の女(62)も近く書類送検する方針。
 訪日客を狙って女らが店に誘い込み、アルコール度数の高い酒を飲ませて意識をもうろうとさせたうえで、飲食代として勝手にクレジットカードで高額を決済する手口を繰り返していたという。決済代金の入金先には架空の11社名義の口座を使っていたといい、その記録から警視庁は、2013年2月以降、約1300人から約6億6千万円を不正に売り上げていたとみて調べている。
 組織犯罪対策2課によると、ホッセン容疑者は昨年9月26~27日、東京都港区六本木3丁目のバーで、英国籍の男性(42)のクレジットカードを無断で使い、飲食代として約90万円を不正に決済した疑いなどがある。調べに対し、黙秘しているという。

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