黒い缶の『ZONe Ver.1.0.0』と赤い缶の『ZONe FIREWALL』の2種類が展開されているこの商品。価格はそれぞれ税抜190円前後だ。1缶あたりの栄養成分は、『ZONe Ver.1.0.0』がアルギニン75mg、カフェイン75mg。『ZONe FIREWALL』がアルギニン500mg、カフェイン75mgとなっている。
この『ZONe』を愛飲しているという20代の男性会社員・Tさんは、その魅力についてこう話す。
「『ZONe』は、ほかのエナジードリンクに比べて、味にクセがあまりなく、とても飲みやすい。『デカビタC』のような、“ほぼジュース”の栄養飲料に近いイメージでゴクゴク飲めるんですよ。『レッドブル』や『モンスターエナジー』の場合、味が濃くてそんなに量が飲めないので、“水分補給”という感覚はまったくないんですが、『ZONe』であれば“水分補給”という感覚に近いんです。コーラとかジンジャーエールの代わりに買うことが多いです」
ちなみに、『モンスターエナジー』の500mlボトルは、実勢価格が税抜296円前後で、栄養成分は1缶あたりアルギニンが約625mg、カフェインが200mgとなっている。含まれている栄養成分にかなりの差があるのだ。
「たしかに『ZONe』の方がアルギニンもカフェインも少ないんですが、それ以上に500mlをしっかり飲みきれるというのは、個人的に大きなメリットです。『モンスターエナジー』の500mlボトルの場合、味にクセがあるので、最後まで飲みきれないことも多い。そして何より『ZONe』は安いのが助かります。高くて飲みきれないものよりは、安くて飲みきれるもののほうがいい、という考え方です」(前出・Tさん)
ZONeはジュース? だけどカロリーが気になる
そこで『ZONe』をマネーポストの記者Aが実飲してみた。「黒い缶の『ZONe Ver.1.0.0』は、オーソドックスなエナジードリンクに近いテイストですが、味は薄めで本当にジュースみたいに飲みやすいです。ただ、だからといって、一気に500mlを飲めるような感じではない。当然ながら、スポーツドリンクやお茶とはまったく異なるものです。
赤い缶の『ZONe FIREWALL』はメロンソーダのようなテイストで、黒い缶の『ZONe Ver.1.0.0』よりもさらに飲みやすい。かき氷のシロップのような甘さがあるので、好き嫌いが分かれるかもしれません
ちょっと気になるのは、缶なのでどんどん炭酸が抜けていく点です。氷と一緒に水筒に移して、少しずつ飲むのもいいかもしれません」(記者A)
さらに記者Aがもうひとつ気になったのは、カロリーについてだ。『ZONe Ver.1.0.0』は1缶あたり265kcal、『ZONe FIREWALL』は1缶あたり270kcalとなっている。
「たとえば『コカ・コーラ』であれば、500mlで約225kcal。つまり、『ZONe』は普通のジュースと同じくらいか、それ以上のカロリーと言える。カロリーを控えたい場合は、ちょっと微妙かもしれません。『レッドブル』や『モンスターエナジー』のように、カロリーが少ない商品がラインナップされるとまた注目を集めるかもしれません」(記者A)
既存のエナジードリンクと比べて1缶あたりの栄養成分は少なめだが、飲みやすくて安い『ZONe』。“水分補給もできるエナジードリンク”として、支持を拡大しそうだ。
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