「誤算で負けと思った」藤井棋聖、二冠に王手…木村王位に3連勝
将棋の王位戦七番勝負の第3局が4、5日、神戸市の「中の坊瑞苑」で行われ、挑戦者の藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に149手で勝利した。藤井棋聖はシリーズ3連勝とし、史上最年少での二冠達成まであと1勝に迫った。
藤井棋聖は今年7月、史上最年少の17歳11か月で初タイトルの棋聖を獲得。一方の木村王位は昨年、史上最年長の46歳3か月で初タイトルの王位を奪取した。
藤井棋聖が先手の本局は、矢倉の戦型となった。中盤以降、藤井棋聖が攻めながら徐々にリードを奪ったが、木村王位も粘り強い指し回しで藤井棋聖のミスを誘い、一時は混戦に。秒読みの中でも冷静に指し続けた藤井棋聖が、最後は的確に寄せきった。
終局後、藤井棋聖は「寄せにいったところで誤算があり、負けにしてしまったかもしれないと思った。これまでの将棋を反省して(第4局も)良い将棋が指せるようがんばりたい」、木村王位は「じりじりとした展開にしておけば(勝機がある)と狙っていたが、攻められっぱなしだった。後がなくなったが、(次も)いつも通り精いっぱい指したい」と話した。 第4局は19、20日、福岡市で。
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