ベイルートで大規模爆発、78人死亡・邦人1人負傷…倉庫内の爆薬材料に引火か
【カイロ=上地洋実】レバノンの首都ベイルートのベイルート港で4日夕、大規模な爆発が起きた。レバノン政府によると、少なくとも78人が死亡し、約4000人が負傷した。在レバノン日本大使館によると、現地在住の日本人1人がガラスの破片で手足に軽傷を負い、病院で治療を受けた。
インターネットに投稿された動画では、複数の爆発が起こり、大きなキノコ雲が上がる様子が確認された。爆風で建物のガラスが割れるなど、被害は広域に及んでいる。ベイルート在住のサルキス・マアルーフさん(42)は本紙の取材に、「巨大な爆発が立て続けに2度起こり、周囲が破壊されてボロボロの状態になった」と語った。
国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は、港に停泊していた駐留軍の船舶が損傷し、複数の隊員がけがをしたと発表した。米大使館は爆発により有毒ガスが発生しているとして、注意を呼び掛けている。
一方、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラと敵対する隣国のイスラエルは爆発への関与を否定し、援助を申し出た。米国や英国、フランスなども相次いで支援を表明している
0 件のコメント:
コメントを投稿