2020年8月5日水曜日

[ニュースQ+]将棋のタイトルはいくつあるの?…計8つ 序列1位は「竜王」

 Q 将棋のタイトルって何?
 A 棋士たちが戦う公式戦のうち、〈1〉タイトル保持者がいる〈2〉リーグ戦やトーナメントを勝ち抜いた挑戦者がタイトル保持者と番勝負を戦う〈3〉原則、全棋士参加である――の3条件を満たしたものを「タイトル戦」といいます。例外は「名人戦」で、参加資格を持たない棋士も存在します。
 Q タイトル戦はいくつあるの? その中に序列はあるの?
 A 現在行われているタイトル戦は八つ。これを「八大タイトル」といいます。タイトルには序列があり、竜王、名人、叡王、王位、王座、棋王、王将、棋聖の順番になります。
 Q 今、タイトルを持っている棋士は?
 A 竜王・名人の2大タイトルを持っているのが豊島将之九段、叡王と王座が永瀬拓矢八段で、棋王と王将を渡辺明九段が持っています。昨年王位を「史上最年長初タイトル」で獲得した木村一基九段と、今年「史上最年少タイトル」で棋聖を獲得した藤井聡太七段が今、王位戦で戦っています。
 Q タイトルと段位は関係あるの?
 A 名人は獲得と同時に九段になれます。竜王は獲得で八段、2期獲得で九段です。その他のタイトルは1期獲得すると七段、2期で八段、3期で九段に昇段できます。
 Q 今までタイトルを一番多く取った棋士はだれ?
 A 羽生善治九段です。平成最初の年の1989年に竜王を獲得して以来、通算99期のタイトルを獲得しています。2位は大山康晴十五世名人の80期、3位は中原誠十六世名人の64期。大山十五世名人には「50期連続タイトル戦出場」という記録もあります。18歳になったばかりの藤井棋聖が、これらの大記録にどうチャレンジしていくか、注目が集まります。

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