警官詐欺、被害者が京都府を提訴
特殊詐欺対策で知った情報を悪用し、京都府警の巡査長の男(39)(懲戒免職)が京都市内の男性(79)から1110万円をだまし取った事件で、被害男性が府を相手取り、1110万円の損害賠償を求めて京都地裁に提訴した。3月31日付。訴状などによると、元巡査長は2018年11月、特殊詐欺被害を疑った金融機関からの通報で男性の資産状況を知り、「お金を持っていたら生活保護は受けられない。お金は警察で預かる」とウソをつき、1110万円を詐取した。元巡査長は昨年6月に詐欺容疑で逮捕され、同11月に懲役5年の実刑判決を受けた。
男性側は訴状で、「警察官だったので信頼した」と主張。府警監察官室は「事案の性質にかんがみ、しかるべき対応をしていく」とコメントした。
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