【武漢=西見由章】中国人民解放軍の南部戦区は28日、中国が「領海」と主張する南シナ海のパラセル(中国名・西沙)諸島から12カイリ(約22キロ)内の海域を米海軍のミサイル駆逐艦「マスティン」が27日航行したとして非難する報道官談話を発表した。 談話は、南部戦区の海空戦力がマスティンを追跡し、警告したと主張。「不測の事態が起きるのを避けるために、米側は直ちにこうした挑発行為をやめるよう求める」と反発した。 中国軍は24日に南シナ海など複数の海域で軍事演習を開始。26日には中国本土から南シナ海に向けて中距離弾道ミサイル4発を発射したことが米側の発表で判明し、米中間の軍事的緊張が高まっている。
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