新型コロナ、国内死者1000人突破…7月以降は重症化・死亡の事例減少
新型コロナウイルスに感染して亡くなった人は20日、東京都と埼玉県で各1人増え、国内の死者数はクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を含めて計1001人となった。7月に入ってから新規感染者は急増しているが、比較的症状が軽い若年層への感染が目立ち、重症化して死に至るケースは少なくなっている。
国内で最初の死者が発表されたのは2月13日。各自治体の発表などによると、1日あたりの死者数が最も多かったのは5月2日の31人で、この日に合計500人に達した。6月以降は、一部の県が死者数を修正した日(6月19日)以外はゼロか1ケタの日が続いている。死者の8割近くは70歳以上だった。
死者が確認されるペースは鈍化しているが、7月に入り、首都圏などで新規感染者は急増。現在の感染者は若者が多く、厚生労働省によると重症者は20日午前0時で47人と、医療機関が逼迫(ひっぱく)する事態ではない。
ただ、若年層から重症化しやすい高齢者らへの感染も懸念される。専門家からは、重症者が増えた時に備えて軽症者向けの宿泊施設の確保を急ぐように求める声が上がっている。
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