2020年7月21日火曜日

「Go To トラベル」の方針転換について説明する赤羽一嘉国土交通相=21日午前、東京・霞が関© 朝日新聞社 「Go To トラベル」の方針転換について説明する赤羽一嘉国土交通相=21日午前、東京・霞が関  困っている観光業者らを助け、景気をよくするといううたい文句だった「Go To トラベル」。いまだに制度の具体的な仕組みがはっきりしないまま22日から始まる。
 事業開始を翌日に控えた21日。「Go To トラベル」に参加する旅行会社などへの初めての説明会がようやく東京都内で開かれた。東京除外やキャンセル料の補償など、制度変更が繰り返された結果、いまも制度の細かな点が詰め切れておらず、出席者からは「説明不足だ」といった不満の声が相次いだ。
 当面の間、東京都民の旅行や東京を目的地とする旅行は補助の対象外になる。しかし、説明会では、都民とそれ以外の道府県に住む人が一緒に団体旅行を申し込んだ場合、都民以外の人が代表で予約などをすれば割引対象になりうるという説明だったという。旅行会社「テイクオフツーリスト」(三重県)の大野啓裕代表は「東京の人も割引を受けられるというのは抜け穴ですよね」と戸惑う。
 事業に参加する旅行業者や宿泊業者は登録制だが、登録はこの日から申請を受け付け始めたばかり。申請用のサイトはまだ立ち上がっておらず、仮登録でも当面は事務局にメールを送るよう指示されたという。

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