© 朝日新聞社 羽田空港の駐機場にずらりと並んだ航空機=2020年4月2日午前、嶋田達也撮影 日本航空は3日、2020年4~6月期決算(国際会計基準)を発表した。純損益は937億円の赤字で、12年に再上場して以降、最大の赤字になった。前年同期は129億円の黒字だった。新型コロナウイルスの影響で国際線、国内線ともに旅客が大幅に減り、業績が悪化した。 純損益の赤字は、新型コロナウイルスの感染拡大が始まった20年1~3月期(日本基準)の229億円に続き、2四半期連続。赤字幅は拡大した。売上高は前年同期比78・1%減の763億円にとどまった。 21年3月期通期の業績見通しは、公表を見合わせた。「需要の回復状況により、数値が大きく変動する可能性がある」としている。 日航は、経営破綻(はたん)前の09年4~6月期に純損益990億円の赤字を計上した。会計基準が異なるため単純比較はできないものの、20年4~6月期の赤字はそれに匹敵する規模だ。
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