2020年7月24日金曜日

  今月も美しい写真、ユニークな写真がいっぱい届きました。ありがとうございます。(東京写真部 岩佐譲)

ホバリング

ピクシィ3号さん(千葉県八街市)
 「カワセミは採餌のとき、ホバリング(空中停止)を見せてくれることがあります。60分の1秒のスローシャッターで羽をぶらして躍動感を出してみました」(ミラーレスカメラで撮影)
 顔にはしっかりピントが合っているのに、羽はぶれて生命力を感じます。背景の緑色もきれいです。ピクシィ3号さんはカメラの技術はもちろん、カワセミの生態についても熟知されているのでしょう。外出を自粛していた期間を入れて半年かかって撮影に成功したとのこと。お見事です。「夕日が黄金?と息子の呼びかけに駆けつけてパシャ! 思わずコロナを吹っ飛ばしてーって叫んでしまった」(スマートフォンで撮影)
 夕日を見て黄金だと感じた息子さんの感性、駆けつけて、すかさずシャッターを切ったよしけいさんのフットワーク、親子の連係プレーが生んだユニークな一枚。かすかにみえる笑顔と、ちょっと傾き気味のアングルで動きが出ました。

なでしこの世界

上野茂雄さん(大津市)
 「ベランダに2~3輪残っていたなでしこを撮影しました。風で花が揺れ、手持ちでは手ブレするので三脚を使いました」(一眼レフカメラで撮影)
 真っ赤な花にいくつもの水滴が輝き、幻想的な一枚になりました。レンズのボケをうまく使いましたね。風があるとマクロレンズではなかなかピントが合わずに苦労するものですが、三脚に据えたことで落ち着いて撮ることが出来ました。

カタバミの五輪マーク

cobalinさん(埼玉県熊谷市)
 「散歩の途中で見つけたカタバミの花がきれいでした。その中に五輪マークのように並んでいる花を見つけました。花の色と、葉のコントラストが美しいと思いました」(コンパクトデジカメで撮影)

 花を五輪マークに見立てるところが斬新ですね。花にしっかりピントが合っていて、葉はぼかしているので、花がきれいに浮き上がって見えます。来年こそ東京五輪が無事に開催されることを願っています。

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