2020年7月24日金曜日

阪神藤浪、名誉挽回ならず 今季初先発で痛恨の満塁被弾© 産経新聞社 阪神藤浪、名誉挽回ならず 今季初先発で痛恨の満塁被弾  今季初先発登板に臨んだ阪神の藤浪にとって、悔やみきれない六回の4失点となった。四球を出しながらも粘りの投球を見せていたが、広島のピレラに痛恨の逆転満塁本塁打を被弾。これが決勝打となり2-4で敗れ「きょう一番のターニングポイントで粘り切ることができなかった」と肩を落とした。
 昨年8月1日以来、357日ぶりとなる甲子園のマウンド。ファンの拍手を浴びながら、緊張感漂う表情で打者に向かった。時折大きくそれる荒れ球は以前と変わらない。しかし走者を出しながらも得点は許さず、五回まではスコアボードに「0」を並べた。
 だが2点リードの六回、先頭西川の安打と連続四球などで招いた2死満塁で、ピレラに154キロの直球を右翼席へ運ばれた。七回もマウンドに向かったが、この日6つ目の四球を与えたところで降板となった。
 3月に新型コロナウイルスに感染して入院。回復後も練習に遅刻して2軍落ちした。ようやく巡ってきた信頼を取り戻すためのチャンスは、苦い敗戦となった。それでも矢野監督は「ピンチを背負って力みもあったが、勝負に行った結果なので仕方ない」と、次回も先発で登板させると明言。次こそ力強いリベンジを果たしたい。 (上阪正人)

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