2020年8月13日木曜日

 

JR4社・主要私鉄の全社が赤字に…4~6月期、コロナで旅客需要が激減

 赤字額はJR東日本の1553億円(前年同期は915億円の黒字)が最大で、JR西日本が767億円、JR東海が726億円で続いた。私鉄では、ホテルやレジャーも手がける西武ホールディングスが287億円(前年同期は142億円の黒字)と、最も大きな赤字を計上した。

 JR、私鉄の全19社が10%以上の減収だった。JR東やJR西などは四半期ベースで過去最悪の赤字額で「未曽有の危機」(JR西の長谷川一明社長)だ。

 感染者が再び増加傾向にあり、足元の旅客数も伸び悩んでいる。JR東海とJR西では、東海道新幹線や山陽新幹線の7月の利用が、前年同月比で6~7割減にとどまっている。名古屋近郊と近畿圏の在来線の利用も3割以上落ち込んでいる。

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