瀬戸内クルーズが万全の再開…感染防止策を徹底、乗客1組移動するごとに手すり消毒
常石グループの「せとうちクルーズ」(広島県尾道市)は、瀬戸内海を周遊する小型客船「ガンツウ」(定員38人)の運航を再開した。新型コロナウイルスの影響で大型クルーズ船が運航を休止する中、感染防止対策を徹底した。
3月から運休していたが、乗員が1日2回検温することなどを定めた運用指針を作成した。日本海事協会の認証を受け、7月5日に再開にこぎ着けた。
詳細なマニュアルも作った。乗客1組がタラップを移動するごとに手すりを消毒し、乗客同士の間隔を空けるため、ダイニングルームの座席数や上陸用ボートの定員を通常より減らした。
小林敦・総支配人は「安心して楽しめる船旅を提供していきたい」と話す。
ガンツウは2017年10月に就航した。全19室が木材をふんだんに使った和風のスイートルームで、開閉できる窓とテラスがある。船内にスパやジムも備え、ボートに乗り換えて島々に上陸しながら、最長3泊4日で巡る。
問い合わせは、日曜や祝日を除く午前10時~午後6時、せとうちクルーズ(0120・489・321)へ。
船上で念入りに消毒作業をするスタッフ
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