2020年8月13日木曜日

 

瀬戸内クルーズが万全の再開…感染防止策を徹底、乗客1組移動するごとに手すり消毒

瀬戸内海周遊に出港する「ガンツウ」(12日、広島県尾道市で)=いずれも浜井孝幸撮影瀬戸内海周遊に出港する「ガンツウ」(12日、広島県尾道市で)=いずれも浜井孝幸撮影

 常石グループの「せとうちクルーズ」(広島県尾道市)は、瀬戸内海を周遊する小型客船「ガンツウ」(定員38人)の運航を再開した。新型コロナウイルスの影響で大型クルーズ船が運航を休止する中、感染防止対策を徹底した。

 3月から運休していたが、乗員が1日2回検温することなどを定めた運用指針を作成した。日本海事協会の認証を受け、7月5日に再開にこぎ着けた。

 詳細なマニュアルも作った。乗客1組がタラップを移動するごとに手すりを消毒し、乗客同士の間隔を空けるため、ダイニングルームの座席数や上陸用ボートの定員を通常より減らした。

船上で念入りに消毒作業をするスタッフ

 小林敦・総支配人は「安心して楽しめる船旅を提供していきたい」と話す。

 ガンツウは2017年10月に就航した。全19室が木材をふんだんに使った和風のスイートルームで、開閉できる窓とテラスがある。船内にスパやジムも備え、ボートに乗り換えて島々に上陸しながら、最長3泊4日で巡る。

 問い合わせは、日曜や祝日を除く午前10時~午後6時、せとうちクルーズ(0120・489・321)へ。


船上で念入りに消毒作業をするスタッフ

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