女子大生、「クラスター」劇場で鑑賞後に感染…戻った後も通学
島根県は14日、出雲市に住む県立大の10歳代の女子学生が新型コロナウイルスに感染していると確認したと発表した。県内での確認は5月2日以来、約2か月半ぶりで25人目。女子学生に現在、症状はないという。大学は調査終了までの間、女子学生が在籍する出雲キャンパスを立ち入り禁止とし、授業も取りやめる。
発表によると、女子学生は今月1~5日、東京都を訪れ、出演者や観客らのクラスター(感染集団)が確認された新宿区の劇場公演を複数回鑑賞。出雲市との往復には、高速バスを利用していたという。
大学に公演の観客ではないかとの情報が寄せられ、14日に帰国者・接触者相談センターに相談。PCR検査で陽性と判明した。女子学生は出雲に戻った後も通学しており、大学側は対面授業を受けていた可能性が高いとしている。
丸山知事は14日深夜に県庁で記者会見を開催。調査態勢の強化に、医師や保健師ら7人を出雲保健所に派遣するとした。また、東京都との往来自粛については「この件をもって、要請する段階ではない」と述べた。同席した県立大の清原正義学長は「学内で感染者が出たことを重く受け止めている」と述べ、出雲キャンパスの学生約500人と教職員約80人に検査を受けるよう促す考えを示した。
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