2020年8月4日火曜日

宇宙旅行企業ヴァージン・ギャラクティックが開発する、マッハ3の超音速旅客機のデザイン画(2020年8月3日提供)。宇宙旅行企業ヴァージン・ギャラクティックが開発する、マッハ3の超音速旅客機のデザイン画(2020年8月3日提供)。© AFP PHOTO / VIRGIN GALACTIC 宇宙旅行企業ヴァージン・ギャラクティックが開発する、マッハ3の超音速旅客機のデザイン画(2020年8月3日提供)。 【AFP=時事】宇宙旅行企業ヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)は3日、音速の3倍の速さで飛行する超音速旅客機を開発するために、英エンジンメーカーのロールス・ロイス(Rolls-Royce)と事業提携することを発表した。
 新たに開発する旅客機はマッハ3の速さに達する予定で、1976年から2003年まで運用されマッハ2で飛行した超音速旅客機の草分け、コンコルド(Concorde)よりも速い。
 しかし、超音速旅客機の開発にあたっては騒音や燃料消費量など、コンコルドを運用中止に追いやった問題を解決する必要がある。
 ヴァージン・ギャラクティック宇宙事業部門のトップ、ジョージ・ホワイトサイズ(George Whitesides)氏は「われわれは、この高速旅客機の初期設計案を発表できることを嬉しく思う。安全で信頼できる民間航空機での旅と、比類のない顧客体験を組み合わせたものを思い描いている」と述べた。
 設計案によると、この超音速旅客機は「デルタ・ウイング」という三角形の翼を持ち、定員は9〜19人。従来の旅客機の飛行高度の2倍に当たる高度1万8000メートル以上を飛行する想定。離着陸には通常の空港の滑走路を使用するという。今後さらに試験飛行を実施する予定で、商業運航の開始日程は未定だという。
© AFP PHOTO / VIRGIN GALACTIC 宇宙旅行企業ヴァージン・ギャラクティックが開発する、マッハ3の超音速旅客機のデザイン画(2020年8月3日提供)。 

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