優勝から一夜明けて喜びを語る照ノ富士=日本相撲協会提供
大相撲7月場所で5年ぶりの優勝を飾った元大関の幕内照ノ富士(伊勢ヶ浜部屋)が千秋楽から一夜明けた3日、オンライン取材に応じ、「もう一回、体を鍛え直したい。自分にやれることを全力でやり遂げたい」と、9月の秋場所へ向けた意欲を早くも口にした。
大関から陥落後、史上初めて序二段から再入幕を果たした今場所。2年半ぶりの幕内でいきなり賜杯をつかんだ照ノ富士は、「正直ここまで勝てるとは思わなかった」と率直な心境を述べた。古傷を抱える両膝は疲労がたまっていたそうで、「膝が伸びなくなっていた。表彰式のときに、(土俵に)上がって降りるのがきつかった」と明かした。
5年前の初優勝との違いを聞かれると、「全然違う。以前はイケイケのときの優勝。俺が出来なければ誰ができるという考えだった。今はそんな考えは全くない」と即答。大関復帰の目標は「考えていない」と慎重だったが、優勝額については「増やしていきたい」と口も滑らかだった。
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