2020年8月4日火曜日

豪雨で甚大な被害を受け、爪痕が深く残る熊本県球磨村渡地区。奥は球磨川(3日午後)=中島一尊撮影© 読売新聞 豪雨で甚大な被害を受け、爪痕が深く残る熊本県球磨村渡地区。奥は球磨川(3日午後)=中島一尊撮影  九州を中心とした豪雨災害で、熊本、鹿児島両県に大雨特別警報が発表されてから4日で1か月となる。読売新聞のまとめでは、九州での死者は76人に上り、3人が行方不明となっている。河川の氾濫などで計1万6063棟の住宅が被害を受け、熊本県では1408人が避難所に身を寄せる。
 気象庁の解析では、7月4日正午までの24時間雨量の最大値は、熊本県の球磨村で455・5ミリ、芦北町で425・5ミリに達した。記録的な大雨の影響で同県南部を流れる球磨川などが氾濫し、同県内では9014棟の住宅に浸水などの被害が出た。土砂崩れなどで国道の通行止めや鉄道の運転見合わせも続く。
 熊本県内の7市町村では、応急仮設住宅計425戸の建設が進む。一方、新型コロナウイルスの影響で、同県内の被災地で活動するボランティアは県内在住者に限定されており、支援の手は十分に行き届いていない。

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