コロナとインフル、両方の検査勧める…同時流行に備え学会が提言
新型コロナウイルスとインフルエンザが同時に流行した場合に備え、日本感染症学会は3日、検査や治療に関する提言をウェブサイトで公表した。
インフルエンザは毎年秋から冬にかけて、1000万人前後の患者が医療機関を受診するとされる。学会では、こうした時期に新型コロナも流行すると、発熱などの患者の症状だけでどちらに感染しているかを鑑別するのは困難だとし、両方の検査を同時に実施することを勧めた。特に医療従事者や高齢者に症状がある場合は、新型コロナの検査の実施を積極的に検討する。
新型コロナの検査キットの供給が十分でない場合は、先にインフルエンザの検査をし、陽性であればインフルエンザの治療を行って様子をみる方策も掲げた。
また提言は、同時流行を警戒し、インフルエンザワクチンの接種も強く推奨した。
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