2020年8月4日火曜日

© FNNプライムオンライン 安倍首相は、4日夜、記者団の取材に応じ、野党が求めている早期の臨時国会召集について、「コロナ対策など諸課題を整理したうえで、与党と相談して対応したい」と述べ、重ねて否定的な姿勢を示した。
さらに記者から「政府としてのしっかりとした見解を国民に示すためにも、記者会見を開いて自ら説明する必要があるのでは」と問われると、「私もこうした形で節目節目にお話をさせていただいておりますが、官房長官も毎日、そして西村大臣も毎日会見を行い、状況について、また、政府の取り組みについて説明をさせていただいているところだ」と述べ、自らが通常国会閉会以来記者会見を行っていない現状についての理解を求めた。
また安倍首相は、全国で感染者が増加していることについては、「警戒感を持って注視をしている」と述べ、検査を徹底的に行い、早期発見や早期治療に努め、引き続き自治体と連携して対応すると強調した。
お盆期間中の帰省について、慎重な行動を呼びかける西村経済再生相と「一律にお盆の帰省を控えてほしいと言っているわけではない」と強調する菅官房長官の発言に違いがあることについて、記者団から問われた安倍首相は、「菅長官と西村大臣の考え方が違っているのではない」と述べた。
全国的に感染が広がるなか、観光支援策「Go Toトラベルキャンペーン」を継続していることについて、安倍首相は「感染対策を十分に対応したなかで行っている」と引き続き継続する意向を示した。
一方、「イージス・アショア」の配備断念を受け、自民党が安倍首相にミサイル防衛に関する提言を行ったことについて、安倍首相は、「政府でも、国家安全保障会議で徹底的に議論を行っている。提言を受け止め、(政府として)新しい方向性を打ち出し、速やかに実行していきたい」と述べた。

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