2020年8月4日火曜日

8回、追加点を奪われ降板する馬場(撮影・飯室逸平)© デイリースポーツ 8回、追加点を奪われ降板する馬場(撮影・飯室逸平)  「阪神2-7巨人」(4日、甲子園球場)
 阪神が9連戦の初戦で巨人に大敗。再び借金生活に転落し、これで開幕からの対戦成績は、1勝4敗と苦しい戦いが続いている。1点差まで迫ったが、八回の2失策がいずれも失点に直結。失策数がリーグワーストのチームが、またもミスに泣く形の敗戦となった。
 試合は初回、ガルシアが坂本に先制のソロ本塁打を浴びた。三回には北村にプロ初本塁打を献上すると、五回には丸に左前適時を許し、3点目を失った。5回3失点での降板で4敗目。今季初勝利はまたもならなかった。
 打線は巨人先発・菅野の前に苦戦。5回まで散発の3安打。それでも六回、近本が右前打で出塁。糸井の一ゴロの間に二塁に進むと、ここでサンズが打席に立った。2-2から6球目、外角のスライダーをフルスイング。左翼席に飛び込む2ランとなった。
 1点差まで迫ったが、八回に登板した馬場が誤算だった。先頭の北村に中前打を浴びると、代走・増田大に二盗を決められて無死二塁。丸を四球で歩かせると、続く坂本との対戦だ。投ゴロに打ち取ったが、走者はそれぞれスタートを切っていた。間一髪のタイミングに焦ったのか、二塁送球が悪送球となり、北村の生還を許した。
 さらに続く二、三塁のピンチで重信の遊撃正面の打球を木浪がファンブルし、もう1点を追加された。中途半端なゴロで処理が難しく、勝負にいた結果だったが、記録は失策。この2失策でチーム失策は29。またも弱点を露呈した。
 菅野との甲子園での対戦成績は、これで18試合で2勝10敗。最後に黒星をつけたのは2018年5月25日で、4点以上取った試合がない。
 9連戦の初戦を落とし、チームは再び借金生活に転落。首位・巨人とのゲーム差は6に広がった。5日の第2戦は藤浪、6日の同戦には高橋が先発する予定。チームの柱となるべき両腕で、なんとか勝ち越して食らい付いていきたい。

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